Q2. ゲームが切断されたりラグを感じます
A. 自身の回線契約と設定を確認してください
まず「どこのプロバイダを利用していますか?」の問いに、「NTT」と即答or分かりませんと回答する人は論外なので、ネット対戦でラグを感じる場合は自分自身に問題があると思ってください。
およそ10年前(2007年)に主流だったBフレッツでは最大100Mbpsだった回線速度が、現在のフレッツ隼では最大1Gbps(1G=1024M)の速度となっています。…理論値ですが
回線契約の速度が10倍に上がっているが、インフラがその10倍に耐えられるほど上がっているかと言われれば…NO
理論値ほど回線速度は出ないものだと思ってください。
常に回線速度が遅い場合は回線側(NTT)に問題があるので、NTTに相談して下さい。
(NTTが簡単ではありますが、回線を調べてくれます)
ゴールデンタイム(21時~23時)に回線速度が極端に低下する場合はプロバイダに原因があるので、プロバイダを乗り換えましょう。
大体の方がゴールデンタイムのみ回線速度が低下していると思いますが、「みんながインターネットしてるから、プロバイダで渋滞が起きている」位の認識でOKです。
フレッツを契約する時にオススメされる大手プロバイダは、オススメとあって通りたがる人の多いプロバイダなので渋滞しやすいです。
昔であれば大手も通行者(利用者)が増えるたびに増設して渋滞なく利用できるようにしていましたが…利用者が昔の10倍も幅をとるようになったらそりゃ渋滞しますよね。
ではプロバイダで渋滞が起きているのなら、渋滞回避のために抜け道(他の人が使わないプロバイダ)を利用するのが賢い選択となります。
ただ、どの地域でどのプロバイダが空いているなんてことは分からないので、色々なプロバイダを利用して確かめてみる必要があります。
じゃあ回線速度が早ければよいの?の回答にもNO!
実はネット対戦で必要とされる回線速度は10Mbps以下で事足りることがほとんどなのですが、回線速度とは別に応答速度(ping値)が早いことが重要になってきます。
応答速度とは相手とのやり取りにかかる時間のことで、この値(ping値)が20ms以下であることが理想です。少なくとも相手とのラグを2F以下に抑えたいのであれば33ms以下(1F≒16.7ms)を常に保つ必要があります。
無線LAN接続は応答速度が上昇する原因になりますので基本的にNG(switch等は除く)
有線接続に変更してください。
相手との応答速度は多少なりとも相性が存在するので(たまにありえない回り道をして相手と通信してることがある)どうしようもないことがありますが、基本的にプロバイダの混雑状況に左右されやすいので、上記の混雑していないプロバイダ選びが生きてきます。
ここまでが回線契約の問題
ここから先が設定の問題
その他にルーターorモデムの設定でポート開放やPing応答の設定を最低限する必要があります。
ポート開放:相手と通信する番号を確保することで、相手と安定して通信できるようにする
Ping応答:相手との応答速度がどの程度なのか返答できるようにする
この程度の認識でOKなのですが、ココは誰しもが最初につまづく場所でもあります。
ポート開放はマッチングのし易さやブブッに直結するので必ず行いましょう。
Ping応答は相手との回線状況を伝えるのに必要なので、これがないと相手との応答速度が分からず判断ができないため海外の方とマッチングする場合が増えます。
以上の点を行っていて『この対戦相手ラグい』というのは、対戦相手に原因があるといえますが、上記の1点でも理解して実践してない人は”ラグを語る資格がない”と思ってもらって結構だと思います。